熊野丸山千枚田の夕景。
南紀方面での仕事が終わり帰途の途中で熊野丸山千枚田まで夕景撮影。この時期なら水田に水が張った状態で夕焼けが映えれば…前日は雨で今日しかないので…。昼間は晴天だったが日没30分前の午後6時頃に定番の通り峠の展望場に到着と同時に厚い雲。今年はダメかも…とあきらめモードで待機中日暮れの薄暮前に一瞬だけ千枚田を赤く染める瞬間が‼ 他に4人ほどいたカメラマンも感嘆の声。そして夕暮れまでの美しい空のグラデーション。久々に見た赤い千枚田…ただちょっとちらほらある休耕地は残念ではあるが…。麓で誘った老齢のカメラマンは今回初めての景色らしく感動ひとしお、京都から来られたらしく京都の撮影スポット情報いろいろ頂き二重に良かった。この風景でGWは結構賑わいそう。Canon 5Dmark4 EF24-105mm F4L IS USM 露出補正-1/3 F13 SS1/4 WB日陰 iso125 三脚NonTriming
WBA世界フライ級タイトルマッチ。
エディオンアリーナでのWBA世界フライ級タイトルマッチはチャンピオンの井岡一翔が同級2位のノクノイ・シットプラサートとの対戦。3階級制覇の井岡はこれで具志堅用高氏の持つ世界戦14勝の日本タイ記録をかけて…会場の2時過ぎを少し遅れて入場したが試合は8時からにもかかわらず既に2階自由席の正面はいっぱい、それでもチャンプは赤コーナーなので青コーナー側の対角線上に席を得たがこれは間違いだった。赤コーナー選手は赤コーナーに陣取るのが正解の様である。試合はともかく試合前後のポージングは応援席にむけてが中心だから(ここは地元だから青も赤も全部チャンプ応援なのだが)但しboxingは一眼構えて写す人少ないのはイベントとして絵になりにくいからかな…うろうろ放送カメラや選手の取巻きがリング上にやたら多くて(井岡一法氏の表情は好きだけど…)。汗が飛び散る顔面パンチの瞬間写真はリングサイドの職業カメラマンの仕事でアマ席からは選手の瞬発的な表情が撮れればと望遠のファインダーを覗くと双眼鏡代わりに臨場感のある試合が見れて撮影はどうでも良しになって…。普段TVで聞くグローブの音も生々しく痛々しい迫力。従ってメインイベントの井岡戦前の9試合もあっという間の時間で良かった。さて井岡戦も終わってみれば判定勝ち、ショボい試合などと批判されているが実際の現場では素人目にも格下のチャレンジャー打たれ強くそう弱くないと思ったが…まぁガチンコでいつもKOで決まる方がおかしいし批判はどうであれ日本ボクシング史にその名を刻んだことは確か。次はWBO同級王者の鄒市明との統一戦?実現すれば単独トップとなる世界戦15勝目。さらに将来はスーパーフライ級で日本人では誰も達成していない4階級制覇かな…?Canon 5Dmark4 EF100-400mm F4.5-5.6L IS USM2 F5.6-8.0 WB白色電球 iso1600-3200 EX1.4× 一脚
ド逆光の仁和寺御室桜。
世界遺産仁和寺の遅咲きの御室桜は有名だが実は見頃は短くてベストな状態は1日だけ(散り初めも美しいなんて言うがソンな訳なくて7分-満開手前が最高と思う)と思っている。この日は1日だけ遅かったがそれでも好天はこの日だけで、瑞々しい朝露の桜と定番五重塔を狙ったが…何と午前中は見事なド逆光‼︎で塔の背景は白ッい空‼︎ 昨年はド曇天で気付かなかった‼︎ いつもは地図で光線をシミュレーションするのに迂闊だった…がしかし午後からだと日曜日とあって超々々々混雑、境内はおろか、道路も駐車場も!江戸時代からの風情も何もあったものじゃぁないのでこれで良かったとしよう。来年はやっと真横の観音堂の修復工事も終わる予定なので今回の様な晴天を期待して楽しみにしよう。さてこれで今年の桜も終了、今年は天候のせい仕事のせいで気力半減だが来年はじっくり雨天に合うスポットを探そう。Canon 5Dmark4 EF24-70mm F2.8L IS USM2 F5.6-11.0 WB太陽光 iso125 NonTriming
本郷瀧桜の夜明け。
恒例の奈良本郷の瀧桜(又兵衛桜)を撮影。昨年の曇天と風雨と違って何とか満開に晴天と今年は珍しくかみ合った。NHK大河「葵徳川三代」のオープニングでブレイクする以前より撮影しているが整備された周囲も年数が経ち石垣も良い雰囲気になったあたりから極端に花見客の数も凄くなった。この日はベストコンディションな日だけに朝5時で駐車場満車(千葉や茨城などの関東からも!)だった…。今年は規制がなく暗い早朝から幹の際までカメラマン行けたりしてアングルに苦心する。駐車場近くの車道からの遠目を望遠で黒い山並み背景で狙うのが新たな好みだったりもして、いつか写真誌で見た作品で桃の花を踊り子に見立てて「バックダンサー」(菜の花が観客?)と題名付けた人のファンタジーな感性は素晴らしい。しかし今年も逆光気味で夜明け直後の近景が暗くてもやっぱり桜本来の美しさと思っている。仕事前の撮影なので40分程の撮影で7時前に後ろ髪引かれながら退散、今年は休みと天候と咲き具合の調整難しいのでこの桜と星空夜景は今年もパス。Canon 5Dmark4 EF70-200mm F2.8L IS USM2 F5.6-11.0 WB太陽光 iso125 三脚 NonTriming iphone使用
今年は花曇りの姫路城。
昨年の二の丸一渡櫓二渡櫓修復で右手の覆いがかなりガッカリだったド定番の桜と真っ白な姫路城のコラボをリベンジ撮影。…となる予定が、見頃になると必ず現れるナタネ梅雨?によって朝方までの雨(予報では晴れだったが真逆の雨空) 毎年のことながら流石に雨呼ぶ花木 桜!幸いなのは日曜日の朝でも大手門駐車場はガラガラ… 三の丸広場もガラガラ…そして信じられないことに到着して小雨から曇天に… 今年初めてじっくりと見た薄ピンク色の桜に思わず「撮らされ」写真ばかり撮って…それでもなんだか楽しく嬉しい…今年最初の桜、昨年撮れなかった好きなアングル、満開手前の彩り最高のタイミング、桜の名所100選の絶景…では仕方ないか。仕事(日程)や体調、天候で都合がつかない今年はこれが恐らく最初で最後のソメイヨシノ…空の色はやや××…だけれど今年は家族で来れたのが良かった。帰り際にイーグレ姫路からの風景は少し日も差してツイていたと考えよう、翌日翌々日は花散らしの雨風が強かったから…。
Canon 5Dmark4 EF70-200mm F2.8L IS 2 USM AV5.6-16.0 露出+1/3-1.0 WB 太陽光 iso125 一脚 PL使用
大相撲大阪場所の千秋楽。
大阪場所は新横綱の稀勢の里、白鵬の記録更新、宇良の入幕、琴奨菊の大関復帰、しかし予想通りこの春場所は4横綱が優勝争いをすることもなく白鵬が脱落し地元大関の豪栄道も休場。但し新横綱の稀勢の里の活躍は相撲史に残るものだった。13日目の怪我でほぼ照ノ富士の優勝確実視された時点で千秋楽の観戦を中止しようと思ったが行ってびっくり感動の千秋楽。序二段、十両と優勝決定戦に続き幕内も優勝決定戦となり、かなり見応えのある得した一日。今回は毎年お気に入りの西SS席上段正面側より観戦(当日は稀勢の里は西方で残念だったが、優勝決定戦で東へ…ラッキー) 初日、千秋楽と生で見る大相撲は一時期に比べ、両手をつく真面目な立会い(待ったは多かったが)や取組前後のお辞儀、土俵際のダメ押し減少、懸賞の受取り方など、見ていて気持ちの良いものが多かった。外人や若手など国技何たるかを理解し品格備えたプロ集団の所作は現場でより伝わり易く、それを温かく見守り声援送る品位溢れる観客の空間共有こそ大相撲の醍醐味、この日は無かったがモンゴル帰れブーイングなど絶対あってはならない。恒例の神送りまで鑑賞して余韻に浸った。
Canon 5Dmark4 EF100-400mm F4.5-5.6L IS 2 USM SS1/30-160 AV8.0 WB Auto iso1250 EX1.4× 一脚
稀勢の里の素晴らしい優勝!
大相撲3月場所千秋楽。目の当たりにした相撲史に残る奇跡の大逆転優勝。その瞬間、館内は歓声と拍手で信じがたい程大きく揺れた。満身創痍の漢 稀勢の里寛は2場所連続2度目の制覇を果たし次の夏場所では押しも押されぬ東の正位、日本相撲協会の大看板へ…。新横綱の優勝は平成7年初場所の貴乃花以来22年ぶり8人目。対する照ノ富士も悪役的なポジションでやりづらかったと思うが(彼自身も断然立派な大関で膝の怪我で万全ではない中でやっている)感動的な語り継がれるであろう優勝決定戦。素晴らしい横綱と大関に感謝、ここ数年来の最高の千秋楽。余韻で会場を後にしない観客も多く小雨の中で優勝パレードを待つ人垣も凄い熱狂ぶり…。
Canon 5Dmark4 EF100-400mm F4.5-5.6L IS 2 USM SS1/30-160 AV8.0 WB Auto iso1250 EX1.4× 一脚